PRP療法の美容施術が受けられるおすすめクリニック10選！効果やデメリットについても徹底解説！

PRP療法にはどんなイメージがありますか？怪しい、怖い、といった印象を抱く人も少なくありませんが実はとても安全性の高いナチュラルな美を目指せる施術です。わかりやすい解説をしているのでぜひ読んでみてください。

PRP療法の効果で肌から髪まで一貫したエイジングケアを！

出典:フォーシーズンズクリニック

PRP療法でトータルケアをしてナチュラルな美しさを！

PRP療法の特徴を一言で表すなら、肌のトータルケアです。加齢に伴って気になることが多くなるシワやくすみ、たるみなどは、ほくろのように特定の場所を治療したら終わるものではありません。例えば一部の気になるところだけを治療しても他の部分とのバランスがおかしくなったりケアしていないところが余計に目立ってしまったりします。

また、若々しい印象を得るために自分自身の顔のどこをどうやって治療したら良いか明確に把握できている人は多くないでしょう。なんとなく印象が変わってきたけど具体的な原因や対処法がわからない人や費用を抑えてトータルケアをしたい人にもPRP療法はおすすめです。

PRP療法はメスやレーザーを使う施術のように施術の日を境に大きな変化が起こるのではなく、自分自身の力を使って内面からゆっくりと改善に導きます。そのため周囲の人に気づかれにくく、全体的なバランスが保たれたナチュラルな美しさにアプローチできるのです。また、肌だけでなくAGA等髪に関する悩みの治療としてもPRP療法は注目されています。

PRP療法の基本情報を紹介

PRP療法って危険じゃないの？体の中で起こることを説明

自分自身の力で？レーザーもメスも使わずに？怪しさを感じるかもしれませんがPRP療法は安全性が高く、美容の他に整形外科や歯科でも治療に取り入れられている方法です。まずはどのように肌の美しさに働きかけるのかを理解しましょう。

PRP療法は肌の再生能力のパワーアップを促す治療法

  出典:リペアセルクリニック 

上の図のピンク色のニコニコマークは成長因子と呼ばれるもので、肌をきれいにするように促します。成長因子とはどんな人でも血液中に持っているもので、複数の種類がありそのそれぞれがコラーゲンを作ったり細胞を増やしたりするように周囲の細胞などに働きかけます。この作用のことを美容の分野では「細胞/肌を活性化させる」と表現されることがあります。

PRP療法はこの成長因子を血液の中から集めて気になるところに注入することで肌の悩みにアプローチする施術です。もともとこの成長因子というのは体の中で細胞を修復したり組織を回復させたりする役割を担っています。そのため肌に注入されたときにも肌の細胞に働きかけ、自然な回復を促すことができるのです。

自分自身の体内の成分を使うので安全性が高い

出典:にいみ整形外科

上の図はPRPの作り方の解説です。遠心分離という方法で血液をいくつかの区画に分けて、そのうち成長因子を放出する役割を持つ血小板の多い区画を採取します。元の血液は治療を受ける患者さん自身から採取したものなのでPRPを作る時に他の人や生き物から採った成分が入りません。

これは非常に重要なことです。代表的な例にアレルギー反応がありますが、人の体は本来有害でないものでも自分の成分以外のものが入ってきたときに攻撃してしまうことがあります。しかし、PRPのように他の生き物の成分が入っていないとアレルギー反応が起きる可能性を大きく下げることができます。そのためPRP療法は安全性が高いと言われています。

出典:厚生労働省

新しい治療法として注目されている！

打撲や捻挫でも、皮膚を切った時と同じように、血小板から傷んだ組織の修復を促進する物質（成長因子）が供給され、傷んだ組織を元通りに直そうとする自己治癒機転が働いています。

PRP療法は、この”自分で自分を治す力（自己治癒力）”をサポートする治療法として、ヨーロッパやアメリカでは頻繁に行われている治療法です。自分の血液を約20㏄とり、特殊な技術を用いて血液中の血小板が多く含まれる部分のみを抽出し、自己PRPを作成します。このPRP中には、成長因子が豊富に含まれますので、これを自分の身体の傷んだ部分に注射することにより、その部分の組織の修復が促進され、”早期治癒”や”疼痛の軽減”効果をもたらします。

順天堂大学附属医学部附属順天堂医院

 

これは、変形性膝関節症という膝の関節に痛みが出る病気やスポーツが原因で起きた怪我や障害の治療に取り組む医療機関の公式サイトからの引用です。

このようにPRP療法は美容の分野だけでなく整形外科の分野でも治療法として注目されています。最近では有名なスポーツ選手が治療にPRP療法を取り入れた例もあり、今後のさらなる発展が期待されています。さらに歯科領域でも歯肉の再生やインプラントの分野で一部取り入れられています。

PRP療法の種類や流れ、ダウンタイムは？

PRP療法を受けるにあたり気になる人が多いダウンタイムやデメリット、種類などについて丁寧に解説します。

PRP療法を受けるまでの流れを紹介！イメージを膨らませよう

カウンセリングの時間を有効に使うためにも事前の情報収集は欠かせません。クリニックごとの内容や雰囲気を比較するためにカウンセリングは複数のクリニックで受けるようにしましょう。施術当日にかかる時間はクリニックによりますが特に問題がなければ1時間以内に終わることがほとんどです。

また、注入方法や部位によっては麻酔をすることができるクリニックもあります。痛みが心配な人はカウンセリングの段階で伝えましょう。支払い日や方法はクリニックによるので期限などは十分に確認してください。アフターケアに関して、経過が良い場合には施術後の通院が必要ないことも多いです。

ダウンタイムは長くても2週間程度！肌への刺激を避けよう

PRP療法はダウンタイムに日常生活に影響を及ぼすような重い症状が出ることは通常ありません。よくある症状は注射した部位の内出血です。これは長くても2週間程度でなくなり、消える前もメイクで十分に対応できる程度です。他には注入した部位に赤みや腫れが出ることがあります。こちらも数日から数週間で治まり、メイクでカバーできるくらいです。

痛みや腫れは初めて施術を受けたときや皮膚の薄いところに注入したときに出やすいという報告もあります。施術後はUVケアをしっかり行い、洗顔等で擦るなど肌の刺激になることは控えましょう。

PRP療法は全部で4種類！費用も併せて考えよう

PRP療法の種類で最も大きな違いになるのが添加物の有無です。最も添加されることが多いのが成長因子です。成長因子は　とも呼ばれ自分の血液から作ったPRPに加えることでよりわかりやすい効果が期待されています。またクリニックによっては注入部位をよりふっくらとさせるためにヒアルロン酸を添加していることもあります。

それからもう一つの違いが注入方法です。最もメジャーなのは注射で注入する方法です。この注射の中でも一般的な注射、360度に流れるマイクロカニューレ、皮膚の浅いところに均一に注入する水光注射など種類はさまざまです。もう一つの注入方法はダーマペンによるものです。

このそれぞれを選んで組み合わせることで大きく4種類に分けられます。効果を出したい部位や程度、予算に応じて最適な選択ができるようにカウンセリングや診察で医師としっかり相談しましょう。費用に関してはクリニックごとの基準で決められているので一概にこの種類は高い！などとはっきりとした傾向はありません。

デメリットは副作用で生じるしこりの可能性

PRP療法で懸念される副作用に肌のしこりがあります。これは成長因子が働きすぎてしまった結果に生じると考えられていて現状ではできてしまったしこりを取り除く方法はメスなどを使った手術しかありません。特に肌をふっくらとさせる作用をより強くしようとして人工的な成長因子を添加した場合に、この副作用が起きやすい可能性が指摘されています。

成長因子を人工的に加えることが全て悪いのではなく、その量を体質や純粋なPRPに含まれている成長因子の量に応じて細やかな調整が必要とされます。しこりの副作用は予想しづらく、適切な量の人工的な成長因子を添加するためには多くの経験や十分な知識が必須です。

後悔のないクリニック選びが重要！選び方のポイントを解説

厚生労働省に届出を出しているクリニックを選ぼう

PRP療法は再生医療と呼ばれる治療法のうちのひとつです。再生医療の安全性を保つために再生医療を提供するクリニックは事前に厚生労働省に治療計画の届け出を提出しなければなりません。一部のクリニックでは公式サイトに届出をしたことがわかる番号を載せていますが、今はまだ記載のないクリニックもあります。

治療を受けようとしているクリニックが届出を出しているかどうか確認したい時は、厚生労働省の専用ページに一覧があるのでここからチェックしましょう。美容に関する施術の場合は主に3種、に分類されています。

皮膚科や形成外科など一般診療の経験がある医師のいるクリニックがおすすめ

PRP療法を成功させるためには皮膚の状態を正確に把握して適切な位置に注入することがとても大切です。そのため、美容に関する知識に加えて皮膚、顔の解剖学に精通している必要があります。それを知るためには、皮膚科や形成外科などでの一般診療の経験や専門医の認定の有無が注目ポイントです。

さらにPRP療法の実績にも着目しましょう。PRP療法は比較的新しい治療法であるためまだあまり実績の多くない医師やクリニックも存在します。PRPは医師の技量が顕著に反映される繊細な施術なので実績のある医師がいるクリニックを選び、可能であれば医師を指名するのも選択肢の一つです。

必要な費用が極端に少ない、多い所は避けよう

PRP療法はクリニックごとに独自性を出そうとさまざまな取り組みをしていることもあり、値段のばらつきが大きくなりがちです。高濃度をメリットとして掲げているクリニックも多くありますが、濃度は高ければ高いほど良いというわけではなく、6倍程度で頭打ちという研究結果もでています。(参照:日本体育大学)

効果の出方は個人差もあるため濃度や添加物の必要性はPRP療法を受ける目的に応じて変わってくるので、自分にとって必要なものを冷静に選ぶようにしましょう。目安として費用の相場は3万円代〜10万円代です。施術部位が極端に多いわけではないのに異常に高い、もしくは異常に安い場合は一度立ち止まって考えることも必要です。

アフターケアの充実度もチェック、いざという時の連絡手段も確認しよう

PRP療法はダウンタイムの症状も軽く、アレルギー反応も起きにくい安全な施術と言われていますが、100％はありませんので万が一に備えて緊急時の連絡先とアフターケアや保証の有無の二つは必ず確認しましょう。緊急で通院する可能性も考えて、なるべく普段の生活エリアからのアクセスの良さも大切です。

PRP療法におすすめのクリニック10選！